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スパークリングワイン

飲む量も食べる量も著しく減っているのだが。
時折、無性にスパークリングワインを飲みたくなる。
妻がアルコールを一滴も飲めない体になる前は、クリスマスや誕生日のプレゼントとして購入し、一緒に飲んでいた。今、家で一人飲むなら、ハーフボトルになる。割高な上、量販店には選択肢が少ない。それに開栓の音が、何となく場違いであるように思える。
スパークリング清酒なるものならハーフボトルの上、蓋はネジ式に見える。値段も手ごろ。しかし、大手メーカーのものであるのに近所で商品を見たことがない。

スパークリング清酒なるものやスパークリングワインを一人飲んでみることを夢想する。ツマミは要らないかもしれないが、欲を言えば、カラスミを2枚ほど。或いは、生ハムを2枚でも構わない。ホワイトアスパラガスも欲しくなる。
よく冷えて、小さな泡立つものを口に含む夢を見ながら、天窓の向こうの空を見ていた。
梅雨入りは例年よりも早かったのだから、明けるのも早くにならないものか。
地獄のような暑さになったとしても、早く梅雨が終わって欲しい。
何もかも、イヤに思えてしまうのを季節の所為にしたいのは分かっている。