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菜の花

外で飲む機会が減ったからか、菜の花を暫く食べていない。
妻に話すと、食材として棚に並んでいるものは、結構な値がついているらしい。
そんなものを買っても、おかずのメインにはならない。食べたければ、外で飲む時に_と言われる。しかし、飲みに行かないまま季節は過ぎてしまった。行きつけだった安い飲み屋は、軒並み閉業してしまい、どこで食べればよいのか見当がつかない。
菜の花をどんなふうにしているのか訊かれて、おひたしや味噌和えだと応える。
定番だけれど、そんなものを食べるの?珍しいね。と揶揄われた。
私が、味噌和えを好まないということを知っているからだ。分葱のぬたを食べるようになったと言ったときには、え~っ!!と呆れられた。自分でも、白味噌和えが美味しいと思えるのが意外だったが。
家で菜の花を食べていたころは、天婦羅にしていることが多かった。私が揚げることもあった。それでも、油をくぐらせると、ほろ苦さが和らぐため、おひたしが一番だと思った。しかし、その食べ方では、おかずのメインにはならない_最初のジレンマへ戻ってしまうことになる。
食べたければ、外で飲むしかないようだ。