ぐずついた日が暫く続き、久しぶりの晴れの日。
行ってみたいギャラリーが幾つかあったのだが。
母の誕生日が近かったので墓参りすることにした。
平日の午前中だから墓参りの人はごく僅か。墓園らしい静けさが心地良い。
昼食のため帰りの地下鉄を途中で下車し、出石皿蕎麦の店を訪ねた。しかし、定休日。
近くの昼飲みできる店に初めて入る。
氷無しのハイボールで炙りアン肝ポン酢を食べる。頗る美味い。刺身の盛り合わせも。
しかし、酒に弱くなった。2杯飲んだだけで、もう充分酔いが回った気がした。
次の日も晴れ。
夕食を食べ終わっても、外は明るく、飲み残したグラス片手に勝手口から外へ出た。
土いじりの趣味がないため、草が生え放題。歩くのに困るようになれば、丈を刈るぐらいのことはするつもりだ。
妻が植えたコデマリだと思うものが白い花をつけていた。
梅の花を歌った大伴旅人のことが頭を過る。
雲の散らばった西の空。夕暮れの空に見惚れた。
コデマリを撮っておくために取ってきたカメラを向ける。
夏が来れば、夕食を終えてからでも、暮れていく空をぼんやり眺めることができるかもしれない。
そんな希望らしきものが生まれた。
スライドに使用した音楽は
Ingvar Tautra
I Said It Was Rain
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