今日の朝食。
これに、温めた低脂肪牛乳。コーヒー。
プレーンヨーグルトをかけたフルーツグラノーラ。（無塩ローストのクルミとドライフルーツを更に追加している）
バナナ、リンゴなどの果物。
今日の朝食としたが、私の用意する朝食はずっとこれ。多分、飽きてイヤになるまでこれが続く。
４４年前に結婚して、妻はピザトーストを作ってくれた。山食パンにピザソースを塗り、チーズと輪切りにしたピーマン（タマネギのことも）、トマトが乗っていることもあった。むろんタバスコも用意して。それを毎日食べることができるのは幸せだと思った。
しかし、それが当たり前になり、いつの間にか、私はトーストが苦手になった。
それでも食べ続けていたのだが、昨年の夏、トーストよりも電子レンジでパンを温めるだけにしてくれないかと頼んだ。
歳の所為か、トーストで口蓋が傷つくときがある。そんな言い訳を添えて。
食欲の失せていた妻は、私もパンが嫌いだったことを思い出したと言う。そして、妻は果物とコーヒーだけの朝食になり、私にだけ電子レンジで温めたパンを出してくれた。夏バテで食欲が無いのだと思ったのだが、それから３か月ばかりで妻は亡くなった。
お母さんは、朝は絶対パンの人だった。パンが嫌いと言うのを変だとは思わなかったん？
娘にはそう詰問されたのだが、妻との会話の中で、小さい頃は食パンが嫌いで食べられなかったと聞いた記憶があった。
パンが嫌いだったことを思い出した＿と言うのを、歳を経ると好みが変わるものなんだと私は聞き流していた。
